「平成」に変わった時には「昭和」が継続したものとみなした
昭和から平成は、1989(昭和64)年1月7日に昭和天皇がご逝去され、政令により翌1月8日から平成元年に切り替わった。変更は事前の予告などはなく、急に決められた。運転免許課がJ-CASTニュースに寄せた回答によると、このときは、業務に関わる文書の変更、運転者管理業務の変更などを行い、
「システムによる運転者管理業務の変更等が完了するまでの間、年の表示については『昭和』を用いることとしました。この年の表示は『昭和』が継続したものとみなして行うこととし、当該年の表示は、新元号による応当年の表示に読み替わるものとして取り扱いました」
ということだった。
今回も既に発行されている免許証は、このときの運用が適用されるのか。今回の元号切り替えは、昭和から平成に変わった時とは異なり、変更日時があらかじめ決められることになる方向だが、新元号はいつ発表されるのかは、まだ決まっていない。
このため、今回の元号の変更で免許証に記載された「平成」を次の書き換えまでに使用できるのかどうか、まだ分かっていない状況だ。