「壁」めぐり米メキシコの対立激化 首脳会談は中止に

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   メキシコのペニャニエト大統領は2017年1月26日昼(米東部時間)、「予定されていたトランプ氏との会談に出席しないとホワイトハウスに伝えた」とツイッターに投稿し、同月31日に予定されていた首脳会談を中止することを発表した。

   米国のトランプ大統領は前日25日、メキシコとの国境沿いに壁を築くなどを命じる大統領令に署名。ABCニュースのインタビューでは、壁の建設費用に関し、一時的に米政府が負担するもののいずれメキシコに「100%」支払わせると明言。ペニャニエト氏は「壁の建設は拒否する」と同日にツイッターで主張し、トランプ氏と真っ向から対立していた。

   トランプ氏は26日朝のツイッターで、「米国はメキシコに対し600億ドルの貿易赤字を抱えている。NAFTA(北米自由貿易協定)は当初から一方的な取引で、多くの職や企業が失われた」とし、壁の建設費用をメキシコが支払わない場合、会談は中止すべきだとしていた。

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