松屋が「糖質9割カット」定食 ライスを温豆腐に変更可

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

病気治療中の「牛丼ファン」を、再び呼び込め

   「ガッツリ」とボリューム重視のイメージがある「牛丼」も、最近の健康志向、ヘルシー志向は無視できない。

   たとえば、糖質やカロリーの制限を余儀なくされている、糖尿病の患者数は316万人(厚生労働省、2014年患者調査)で、このうち「ガッツリ」食べるメニューを好む男性の割合は15.5%と多く、かつ40~50歳代を中心に増加傾向にある。

   その半面、糖質・カロリー制限のメニューは食材が限られたり、高価だったりすることから、「財布にはやさしくない」傾向があることや、もともと牛丼チェーンを利用していた人が、病気の治療を理由に足が遠のいてしまったケースが少なからずある。

   ヘルシーなメニューやサービスをそろえることで、こうした顧客層を再び呼び込めるとの期待もある。

   ヘルシー志向への対応について、松屋フーズは「試行錯誤を繰り返してところ」という。「(糖質やカロリー制限が必要な人が)一定程度いることは、肌感覚ではもっているのですが実際にはどうか。また、店舗オペレーションとのバランスもありますから、(ライスを温豆腐に変更できるサービスは)そういったことを勘案して判断していきます」と話す。

   ちなみに、「温豆腐」は単品(味噌汁付き、210円)でも販売。松屋フーズでは今のところ、サービス提供の期限を区切っていないが、「今後については、お客様の声を参考して考えていきます」という。

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