居眠りの是非には、「コメントは控えたい」
この貼り紙では、図書館の利用が多い試験期間中に痴漢被害を防止するために、この日に専用席を設置したと説明している。16年中から痴漢に遭ったとの報告が計6件もあり、17年に入っても1月23日に勉強に集中している女子学生が痴漢行為を受けたという。図書館では、貼り紙で注意喚起したり、巡回を強化したりしてきたが、未だに解決に至っていないとした。
しかし、「女性だけの専用席を作るのはおかしい」「不公平である」という批判が多く寄せられ、「本来の目的である女子学生等の安全を守ることができない可能性がある」と判断し、中止を決めたという。痴漢対策については、別の方法を模索したいとしている。
一連のついたてや貼り紙について、北大付属北図書館では、J-CASTニュースの26日の取材に対し、出したのは事実だと認めた。
専用席を作ったのは、北図書館だけで、本館は関係がないとした。北図書館の方が本館よりも利用者が多いという。
居眠りの是非については、コメントは差し控えたいとした。
詳細についてさらに聞こうとしたが、「内部で対応について検討しているところですので、取材に対してはお話しすることはできません」とのことだった。