受験シーズンが最終盤を迎えた。勉強にラストスパートをかける受験生は、イライラや疲労がピークに達する頃だろう。本番で実力を最大限に発揮できるようにするために、今から体調を万全に整えておく必要がある。
多忙な中、日々の疲労をケアするにはどうすればよいか。食の面から手軽に生活に取り入れられるもののひとつとして、「アスタキサンチン」という成分の効果が近年明らかにされている。
疲労が受験本番まで蓄積されていたら?
「追い込みの時期は、不安感もあってイライラしていましたね。でも、早く寝てもいまいち回復しなくて、翌日の集中力が落ちる。それで勉強がはかどらなくてまたイライラ...と悪循環に陥っていたと思います」
現在、千葉県内の大学4年生の21歳女性は、大学受験期の悩みをそう振り返った。また、東京都にある大学に通う21歳男性は、受験当時の様子を「毎日勉強ばかりしているとボーっとしてくるので、気分転換に散歩していました。受験期終盤の1~2月は、散歩しても何となく落ち着きませんでしたが」と話した。
毎日の長時間の勉強で生じるこうしたイライラや能率の低下は、「精神的疲労」で脳に負荷がかかった影響だ。精神的疲労は肩こりや目の疲れといった「肉体的疲労」にもつながる。この2つの疲労は、日頃の食事や睡眠で解消できない分が日々蓄積していき、「朝起きた時から何となく疲れている」といった慢性的な疲労につながりかねない。
もし受験当日の体調が万全でなければ、思考力が落ちたりミスをしたりして、合否を分ける可能性がある。今のうちから「精神的疲労」と「肉体的疲労」の2つにうまく対処し、頭と体のコンディションを維持しながら勉強を続けていきたい。