不倫騒動からの「完全復帰」の途上にあるタレントのベッキーさん(32)が、新たに福岡限定のCMに出演することが2017年1月24日に発表された。
ベッキーさんといえば、1月15日に北海道ローカルのレギュラー番組が始まったばかり。こうした「地方進出」の動きについて、インターネット上では「事務所の戦略だ」といった憶測も飛んでいるが、本当なのだろうか。
「新たな一歩」を踏み出す人物像が合致
JR博多駅直結の商業施設「JR博多シティ」は1月24日、17年度の広告モデルにベッキーさんを起用することを発表した。福岡限定で放送するローカルCMに出演するほか、施設内などでもベッキーさんの写真を用いた広告を展開する予定だという。
博多シティ販売促進課の広報担当者は25日のJ-CASTニュースの取材に対し、起用の理由について、
「いま『新たな一歩』を踏み出そうと前向きに取り組まれているベッキーさんの人物像が、さらなる発展に向けて次のステップに踏み出そうとしている博多の街のイメージと合致することから、広告モデルに起用する運びとなりました」
と説明する。
また、ベッキーさんは今回のモデル起用にあたって、博多シティに直筆コメントを寄せており、
「博多のみなさん これからよろしくお願いします」
と意気込みを見せている。なお、ベッキーさんと博多の関係性について担当者は「特段、何かのゆかりがあるわけではありません」としていた。
「地方の仕事を優先というわけではない」
1月15日スタートの地上波レギュラー番組『北海道からはじ○TV』(北海道文化放送)に続いて「ローカルな仕事」が決まったベッキーさん。こうした活動をめぐり、ツイッターやネット掲示板には、
「まずは地方から、ということなのかな」
「テレビは北海道、CMは九州から様子見という事ですね?」
「地方からじわじわ関東に戻って行くのだろうか」
といった憶測が飛んでいる。事務所の方針として「地方の仕事を優先させているのではないか」といった見方だ。
はたして、ベッキーさんの最近の活動方針にそうした「狙い」はあるのだろうか。ベッキーさんに近しい関係者は25日のJ-CASTニュースの取材に、
「地方の仕事を優先しているわけではありません。ただ、オファーがあった仕事に取り組んでいるだけでしょう。騒動の影響で、地方の仕事に手を広げ始めたという見方も間違っていると思います」
と話す。その上で、北海道と九州での2つの仕事については、
「仮に騒動の前にオファーがあったとしても、たぶん受けていたんじゃないでしょうか」
と話していた。
実際、ベッキーさんの最近の活動を見ると、LINEの年末年始限定CMや全国ネットのバラエティー番組に出演するなど、地方以外の仕事も目立ち始めている。
全国レベルでの本格的な復帰も近いのか、注目が集まる。