グッドデザイン賞受賞を記念して「2016 Remember HOPE Reception」開催
こうして誕生した「Remember HOPE 浪板海岸ヴィレッジ(大槌アムウェイハウス)」は、2016年度のグッドデザイン賞を受賞した。短期間の設計施工一括発注という実務上の課題への対応と豊かな震災復興への解答の両立、美しい風景としての立ち上げ、そして道と海をつなぐ場として機能している点が評価された。
さらに、Remember HOPEの活動は、権威あるゴールド・スタンダード・アワード 2016の受賞にもつながった。同賞は、優れた社会的活動、広報、渉外活動に対して贈られる。長期的な社会貢献活動が評価対象となっており、審査委員長はRemember HOPEプログラムに対して「とても強い感銘をうけた。真に企業の価値観を体現しているものだ」とコメントした。
一般財団法人 日本アムウェイOne by One 財団は受賞を記念して、2016年12月13日に東京アメリカンクラブにて「2016 Remember HOPE Reception」を開催。約100名が参加する大盛況のイベントとなった。第1部のスピーチ・プレゼンテーションのあとには立食形式のレセプションが開かれ、さらに東北特別メニューやドリンクも提供されるなど好評を博した。
同財団 評議員会長のピーター・ストライダム氏は「私たちは、コミュニティハウスを作ることを目的にしているわけではありません。コミュニティや人に投資し、希望を提供することに力を注いでいます。Remember HOPE活動は、震災の日のことや被災者の方のことを忘れてはいけないという想いを込めて、立ち上げました。今日この場で、ご来場の皆様と一緒に、東北の方々に対して、今後も支援を続けることをお約束します」と述べた。
その後、同財団 代表理事のイ冬 嘉楓氏が「Remember HOPE 東北復興支援プロジェクト」のプレゼンテーションを行い、「震災復興には、コミュニティの再生が鍵です。課題解決の1つになればと考え、Remember HOPEプロジェクトをスタートしました。アムウェイハウスは地域のニーズに合わせて建築されており、1つ1つに特長があります。震災からもうすぐ6年が経とうとしていますが、アムウェイハウスの使われ方にも変化が見られ、最近は町を活性化しようとする狙いを込めた攻めの姿勢の変化が見られ、励みになっております」とコメントした。