大統領公式アカウントの引き継ぎでもトラブル
大統領就任式と前後して、トランプ氏のチームが「武器」とするツイッターをめぐるトラブルもあった。オバマ氏が使っていた現職大統領用のアカウント「@POTUS」はトランプ氏が引き継ぎ、オバマ政権で書き込まれた内容は新たに作ったアカウント「@POTUS44」というアカウントに移行された。その際、「@POTUS」をフォローしていた読者は自動的に「@POTUS44」もフォローするように設定を変更する計画だった。この計画は就任式前に発表されており、トランプ氏のツイートを見たくない人は事前に「@POTUS」のフォローを外して「@POTUS44」をフォローしていた。
しかし、(1)「@POTUS44」のみをフォローしていた人が「@POTUS」をフォローすることになり、(2)一度「@POTUS」のフォローを外した人も再び「@POTUS」をフォローする、という2つの不具合が起きた。
ツイッター社のジャック・ドーシー最高経営責任者(CEO)の1月21日(米東部時間)ツイートによると、この不具合は56万人に影響し、「謝罪する。言い訳はしない」とした。
トランプ氏は、「@POTUS」とは別の、当選前から使っている個人公式アカウント「@realdonaldtrump」で、メディア批判を展開している。