トランプ氏、個人ツイッター発信の都合よさ 対メディア「うそつき」批判の応酬

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   米国のトランプ大統領が、大統領就任後にメディアとの対立姿勢をさらに先鋭化させている。就任式の観客がオバマ大統領の1期目の就任式よりも大幅に少なかったとするメディアの報道に立腹し、「ウソ」などと演説で主張した。

   トランプ氏は、ツイッターでオバマ前大統領の「4年前」の就任式と比較すれば今回の就任式の方が視聴者数は多いと主張したが、「8年前」と比べるとはるかに少ないことには言及しなかった。トランプ氏のツイッター担当者が過去に「ウソニュース」を拡散してきたとも報じられており、「うそつき」をめぐるトランプ氏とメディアの攻防が激化しそうだ。

  • トランプ氏がツイッターで比較した対象は…?
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ワシントン記念塔から撮影した写真を比較され「立腹」

   2009年に行われたオバマ氏の就任式は推定で180万人が集まった。トランプ氏の就任式がこれを下回るのは明らかで、各メディアはワシントン記念塔から撮影した09年と17年の写真を並べて新旧大統領の「集客力」の差を強調した。今回の就任式に集まったのが25万人だと報じるメディアもあった。

   トランプ氏は一連の報道に立腹。翌1月21日に米中央情報局(CIA)本部で行った演説で、一連の報道は「ウソ」で、「150万人はいるように見えた」と主張。メディアを「地球上の人間で最も不正直なやつ」だと罵倒。「大きな代償を払うことになるだろう」と警告した。

   スパイサー報道官も初の記者会見で、「就任式の熱狂を減少させようとする試みは恥ずべきこと」だとして、根拠も示さずに観客数が「これまでで最大」だったと主張した。

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