「知らなかったら大阪府民じゃない、モグリや!」――。大阪府民のソウルフードとして長年愛されてきた「551の豚まん」を発端に、「豚まん」の食べ方をめぐり熱い議論が巻き起こっている。
「豚まん」には何をつけるかで、「しょうゆ派」「からし派」「ポン酢派」「ソース派」、さらには「何もつけない派」に分かれ、ネット上では侃々諤々の様相を呈している。
「しょうゆ」「からし」「ソース」「何もつけない」...
問題のはじまりは、2017年1月19日に放送されたバラエティー番組「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)の「へぇ~!そうだったのか!? 県民熱愛グルメ 大阪編」のコーナーで、大阪に本社を置く「551蓬莱」が製造・販売を手がける「豚まん」が特集されたことだ。
同社は、創業71年の老舗で、近畿圏を中心に61店舗を構える。看板商品の「豚まん」は手作りにこだわり、厚めの皮と、豚肉と玉ねぎのみのシンプルな中身が特徴だ。
番組では、同社の歴史を振り返りつつ、大阪出身のゲストから熱い「551愛」が数多く飛び交った。フリーアナウンサーの川田裕美さん(33)は「ごちそう」と持ち上げ、「ご飯のおかず」として食べているという。
問題は、コーナーの終盤に起こった。スタジオに「551の豚まん」が用意され、いざ試食の際に、「しょうゆ」「からし」「ポン酢」「ソース」が用意されたのだ。数十人の出演者らのチョイスはきれいに分かれ、中には「何もつけない派」もいた。