【たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学】(朝日放送)2017年1月10日放送
「名医監修!今すぐできるカラダ検診」
番組で「今すぐできる」と紹介したひざの検診法は、1本のペンを使うだけだ。
調べるのは、ひざの軟骨がすり減っていないかどうか。すり減りがひどいとひざの痛みをもたらし、体を動かすのが億劫になって別の疾患につながる危険性も高まる。
軟骨がすり減っている人は全国に2500万人
ひざを曲げ伸ばししたとき、「ポキッ」と鳴る音が聞こえないだろうか。
MCのビートたけし「皆さんどうです、ひざは」
ゲストの中山秀征「階段上がっていく時にずーっと鳴ります。パキパキ......。だから子どもたちは僕が帰って来ると、『あ、パパ』って分かります。骨の音がするから」
ゲストの榊原郁恵「えーっ、そんなに」
この音は、ひざの状態が悪くなっているかもしれないサインだ。伊奈病院整形外科部長・石橋英明医師は、ひざが悪くなる原因として軟骨のすり減りを挙げ、こう続けた。
石橋医師「今、日本で2500万人ぐらいいると言われています」
ひざの軟骨は、ひざの骨の表面を覆い、クッションの役割をしている。ひざは日常生活で多く使う関節で、かつ傷みやすい。ひざ軟骨は、加齢や肥満で徐々にすり減っていく。その結果、ひざに激しい痛みが出るようになる。しかも、すり減った軟骨は元に戻らない。
石橋医師は、ひざが痛くなると体を動かす機会が減り、下半身の筋肉が弱くなると指摘する。すると、さらにひざが悪くなったり腰の痛みが出たりする。高血圧や糖尿病リスクも高まる。
早い段階で自分のひざの状態を知っておく必要がある。そこで番組では、ひざの動きをチェックする3種類の方法を紹介した。