淫行疑惑が報じられたお笑い芸人の狩野英孝さん(34)が2017年1月21日、都内で記者会見を開いた。会見は1時間以上にも及び、時折目に涙を浮かべながらも、記者団からの質問に消え入るような声で回答していた。
疑惑を報じた写真誌「FRIDAY」(2017年2月3日号)によると、狩野さんは昨16年末まで地下アイドルとして活動していた17歳の女子高生と半同棲状態の関係にあったという。これに対し、狩野さんは会見で恋愛感情・交際を認めた一方で、半同棲については否定した。肉体関係の有無については......
相談したうえで友人関係に戻った、と説明
会見での本人の説明によると、女性とはSNSを通して知り合い、友人関係に。その後交際に発展したが、22歳だと聞いていた彼女から10代だと打ち明けられ、相談したうえで友人関係に戻ったという。10代の女性とどういう付き合い方が正解かわからなかったから、と説明した。
今回の報道を受け、彼女の父親に殴られる覚悟で会いに行き謝罪したところ、「うちの娘が年齢を偽って会っていたこと申し訳ない。うちの家族は狩野さんを応援します」と前向きな言葉をかけてもらったと話した。
狩野さんと彼女の間には、肉体関係、今回の場合「(18歳未満の)青少年とのみだらな性交または性交類似行為」(東京都青少年健全育成条例)はあったのだろうか。条例違反の可能性を記者から指摘されると、狩野さんは、法律に関しては詳しく分からないとしたうえで、恋愛感情があったのは事実だと答える、と主張した。
肉体関係については「直接的な発言できない」
「FRIDAY」記事では、狩野さんは肉体関係について否定したとされているが、その点について追及されると、「直接的な発言」はできないと繰り返した。彼女が自宅に遊びに来たことや泊まったことはあると明言したものの、肉体関係の有無については明らかにせず、「彼女が10代なので直接的な発言は控えさせていただく」とした。記者団から「家に泊まったということで、大人の理解をしろということですね」と聞かれると、「直接的なことは...すみません」と言葉を濁し、さらに「否定はしないということですね」と畳み掛けられると、何度かうなずきながら数秒間、沈黙を守った。結局、男女関係の有無については明らかにしなかった。
狩野さんは2011年に一般女性と結婚したが、直後に不倫疑惑を報じられるなどして14年9月に離婚。16年には歌手の川本真琴さん(43)とタレントの加藤紗里さん(26)との二股疑惑が浮上し、その後も交際中だとする女性が次々と現れ、六股騒動に発展した。
狩野さんは会見の冒頭、「今回の件含め、今までの件も含め、私は謹慎いたします。皆さま本当に申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げ謝罪。会見の最後にも頭を下げた。謹慎の期間は未定で、今後の芸能活動についてはこれから考えるという。一部出演番組の差し替えなども明らかになっている。