プレミアムフライデーは「自宅でのんびり過ごす」が3割超
また、「もう物はたくさん持っているから、そもそも欲しいものがない」(ファイナンシャルプランナー)との声も多い。安売りセールはおろか、付加価値をつけた商品でもなかなか売れないという厳しい現状は、余暇を少々増やしたぐらいでは解決できない。
流通業界などが「プレミアムフライデーの中心対象」と期待するのは、やはり、お金がある40~50代の男性。だが、この世代は非常に「疲れている」との調査結果もある。博報堂行動デザイン研究所が2016年10月に行ったアンケート(20~50代の男女800人対象)では、プレミアムフライデーは「自宅でのんびり過ごす」が30.3%に上り、トップの「旅行」(31.5%)にほぼ並ぶが、40~50代の男性では「自宅でのんびり」が約4割も占めた。
プレミアムフライデーが消費喚起という狙い通りに進むかは微妙なようだ。