日本でも「歌声」を披露していた・・・
米国では2016年 12月、ジャッキー・エヴァンコさんがトランプ次期大統領の就任式で国歌を歌うことが発表されて以降、同11月発売のニューアルバム「Someday at Christmas」が売り上げを伸ばしているようだ。
2017年1月4日にはトランプ氏が、このことを取り上げ、「ジャッキー・エヴァンコの就任演奏を発表した後、アルバム販売が急増した。一部の人々はその『ムーブメント』を理解していないだけです」と、つぶやいた。
トランプ氏の投稿は、まるで自身のおかげでジャッキーさんのアルバムが売れているかのようにみえるが、地元メディアによると、ジャッキーさんが過去に発売したアルバムの売り上げも伸びていると伝えている。
「ジャッキー人気」は日本でも、ジワリと上昇。ソニー・ミュージックレーベルズの洋楽担当者は、「アルバム『アウェイクニング~めざめ』が、iTunesのクラシックチャート圏外から13位まで上がってきています」と話す。
じつは、ジャッキーさんはこれまでも度々、日本を訪れている。2011年秋に初来日。ジャッキーさんを見い出した名プロデューサー、デイヴィッド・フォスターさんのライヴにゲスト出演してステージを沸かした。そのときの様子を、洋楽担当者は「ふつう」の女の子らしく、「原宿や渋谷109でショッピングを楽しみ、ガールズの服やアクセサリーなどを購入していました」と、振り返る。
また、2012年1月の再来日では「ミュージカル・ミーツシンフォニー」に出演したほか、東京フィルハーモニー交響楽団をバックに単独公演に挑むと、チケットは瞬く間にソールドアウト。8月の広島平和コンサートにはゲスト出演のため、2度来日している。
テレビにも出演しており、日本テレビ系の「行列のできる法律相談所」(2011年12月4日放送)や「スッキリ!!」(2012年1月11日放送)に出演し、その歌声を披露した。
就任式が近づくにつれて、ジャッキーさんが登場した2010年の「America's Got Talent」や、日本で放送された「行列のできる法律相談所」などの映像が再び注目されており、YouTubeなどの再生回数を伸ばしてもいる。
ジャッキーさんの魅力について、前出の洋楽担当者は、「『天使の歌声』と称される、ピュアで美しい歌声で、聴き手の心を優しい気持ちにするところかと思われます」と話す。ただ、残念なことに「今のところ、来日の予定はありません」という。