お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんと、「家庭教師ヒットマンREBORN!」などの作品で知られる人気声優・明坂聡美さんがツイッターで言い争っている。
論争のきっかけは、西野さんが絵本『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)をネットで無料公開したことだ。「クリエイターに支払う対価が下がる」という明坂さんの批判に、西野さんは「それがアウトだと、有名アーティストはYouTubeにPVをアップできない」と反論した。
「素晴らしい作品だけに残念」
明坂さんは17年1月19日、
「タダで提供できるものが良いもの程、作品の価値も、クリエイターに支払う対価も下げてしまう可能性がある。だって『○○みたいな有名作品がタダなのに、それより無名な作品にお金を払う価値があるの?』ってなるもの。えんとつ町のプペルが何十人もの人と作り上げた素晴らしい作品だけに残念」
とつぶやいた。この日西野さんは、23万部を売り上げた『えんとつ町のプペル』をネットで無料公開していた。人気作だけに衝撃も大きく、反応も賛否分かれていたが、明坂さんは「否」の立場らしい。
無料公開の意図を公式ブログで説明していた西野さんは、早速これに噛みついた。
「それがアウトだと、有名アーティストはYouTubeにPVをアップできませんね」
明坂さんも譲らず、20日に
「PVは途中までの尺で最後にリリース情報を載せる、いわばCMです。今回のは全部ネットに無料公開するのが問題」
「図書館に寄贈では駄目だったのでしょうか」
と再び批判した。
対する西野さんは
「フル尺のPVもありますよ。今は、そちらが主流です」
と指摘したうえで、
「図書館に寄贈するか、ネットに無料公開するか、それは僕が決めることです」
とそっけなく返した。