「推しからゴミみたいな目で見られて病んでる」――。ある声優ファンの悲痛なツイートが話題を呼んでいる。
ツイートのきっかけは、人気声優・上坂すみれさんとのやり取りだ。プライベートでショッピングを楽しむ上坂さんに思い切って声をかけたが、無視されてしまったのだという。このファンの行為は、そして上坂さんの対応は良かったのか、悪かったのか。大きな議論となっている。
「応援してますって伝えたかっただけなのに...」
「すげえ上坂すみれさんがめっちゃ近い、夢みたいや」。2017年1月17日、このファンは興奮交じりにそうツイートし、実況し始めた。すぐそばにいた上坂さんはショッピングを楽しんでいたという。
ファンは逡巡した結果、声をかけることに決め、勇気をふりしぼって「あの!すみません!」と上坂さんに近づいた。そして、あえなく玉砕した。
「19年間生きてきた中でこれほどまでに冷たい視線を浴びせられたことがあっただろうかってくらい冷たい視線くらった。泣きそう」
自分を一瞥したものの、無視されてしまった。その時の上坂さんの視線は「ゴミを見るような目」だったという。
「プライベートで話しかけたのは悪かったけど握手もサインもいらなくて応援してますって伝えたかっただけなのに...」
ここで終われば、一ファンの単なる独白だ。しかし、ツイートは急速に拡散していく。ほぼ同じタイミングで、上坂さんも
「さっき通りすがりの方に話しかけられてとっさに目をそらしてしまったのですが困ってた人だったらどうしよう...どうしよう...」
「2017年は人の話をちゃんと聞こうという我がミッションに早くも危機が!!!!」
と連続でツイートしたためだ。
上坂さんは以後、20日14時現在まで、このエピソードについてつぶやいていない。また、実況したファンもすでにアカウントを削除している。
上坂さんが触れた「通りすがりの方」が、今回のファンである確証はないが、互いのツイートが時間的に重なったためか、双方を結び付けて理解する人が続出した。
「そりゃそー」なのか「オタク可哀想」なのか
多くのまとめサイトが、上坂さんの「オタク無視」として記事化。そこで、ファンの行為や上坂さんの対応をめぐって、賛否両論の激論が今なお交わされている。
「そりゃそーだ」
「芸能人である前に1人の人間なのに」
とファンを批判する声、
「オタク可哀想すぎる」
「キモいので無視しました、って正直に言えばいいのに」
と上坂さんの対応を責める声にくっきり分かれている。
ちなみに、上坂さんといえば、16年3月にツイートを突然休止したことでも知られる(11月末に再開)。
休止との関係は不明ながら、当時も一部の上坂さんファンの行為が問題化していた。美人声優としても名高い上坂さんのツイッターへ性的なリプライ(返信)を寄せたり、ツイッター投稿写真からブラウスの下の下着を透けさせたり、生理周期を推測したり、自宅の部屋のレイアウトを想像したり、とやりたい放題。こうした状況に、ファン内部からも批判の声が上がっていた。