ジャムにして加熱すれば食べられる
花粉症の子どもが果物を嫌いにならないようにするにはどうしたらよいのだろうか。発表資料の中で、大阪府済生会中津病院小児科免疫・アレルギーセンターの末廣豊医師はこうアドバイスしている。
「花粉症の子どもで、果物を食べた時に口や唇にピリピリ感を感じたことがある子は注意が必要です。そのような症状を感じた時はすぐに食べるのをやめ、かかりつけ医に相談しましょう。多くの場合、ピリピリ感やかゆみはしばらくすると治まりますが、長く続く場合や息苦しくなるなど呼吸器症状が出た時は迅速に受診しましょう。果物のアレルゲンは、熱に弱くジャムなどにして加熱すれば食べられることがありますから、医師に相談してください」