女優のニコール・キッドマンさん(49)が米国のトランプ次期大統領をめぐるBBCのインタビュー発言で「炎上」している。ハリウッドではトランプ氏への反発を強める人も多いが、キッドマンさんは「誰であっても大統領を支持する必要がある」と発言。
これが「トランプ支持」だと受け止められ、「次の映画は絶対見ない」などと批判が殺到。キッドマンさんは後のインタビューで、「民主主義と米国憲法を信頼していることを強調したかった」として、発言はあくまで制度としての一般論を述べたにすぎないと釈明した。
「いつも政治的なコメントをするのは控えてきた」
キッドマンさんは米国とオーストラリアの二重国籍。2017年1月10日(英国時間)にBBCで放送されたインタビューで、トランプ氏について見解を求められ、
「いつも政治的なコメントをするのは控えてきた。自分が関わっている問題ごとにコメントするようにしている」
と前置きした上で、
「彼が当選したのだから、私たちは国として、誰であっても大統領を支持する必要がある。なぜならば、それが国の基礎になっているからだ」
などと述べ、自らは乳がんや卵巣がんはじめとする女性に関する問題のために資金集めに努力することを強調した。
トランプ氏をめぐっては、女優のメリル・ストリープさん(67)が1月8日(米太平洋時間)に行われた第74回ゴールデン・グローブ賞の授賞式で、「軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を呼ぶ」などと批判したばかり。1月20日(米東部時間)の大統領就任式や関連イベントにはセリーヌ・ディオンさん(48)やエルトン・ジョンさん(69)ら大物歌手が出席を拒否したと伝えられるなど、総じて米国の芸能界ではトランプ氏に対する拒否感が強い。