アオウミガメ、45万円「売約済」で大騒ぎ 「絶滅危惧種」でも売れるのか

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「食用」「はく製用」でも採集OKとなるケースも

   レプタイルズショーの主催企業「レップジャパン」(静岡市)も、J-CASTニュースに対して、承認証の写真を公式フェイスブックページに投稿し、「このウミガメの商取引は合法」だとしている。

   とはいえ、レップジャパンの担当者は、こうも話す。

「アオウミガメ、アカウミガメに関しては確かに、デリケートな部分があります。個人的に、衆人環視の場で販売するのは、やや刺激が強すぎたのではないかと思いますが、そこは業者の節度の問題になるので口出しできません」

   担当者によると、レプタイルズショーでウミガメが販売されたのは今回初。一部の来場者が警察へ通報して静岡南署の署員が駆けつけるアクシデントも起こったという。

   ちなみに、沖縄海区漁業調整委員会は「食用」「はく製などの工芸品」「展示用」「試験研究用」の4つを主な条件とし、頭数制限つきでウミガメの採集を認めている。ただ、食用やはく製用として漁師が採集したものも、と殺処理は業者に任されることが多いと明かす。そして漁師から業者にわたったウミガメは、最終的にどう使われたのか把握できていないという。

   食用やはく製用での採集を認める理由、ウミガメの頭数管理方法について、同委員会を運営する沖縄県農林水産部は「食や工芸といった伝統文化を守っていくためです。もちろん、採集頭数や譲渡先の情報は承認証の交付者から報告をうけています」と話した。

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