反響大きすぎて、販売・展示を中止
実は、菊家のアオウミガメは、漁業調整委員会の許可を受け、合法的に採集されていた。J-CASTニュースが取材した菊家の担当者は、採集場所は沖縄県で、業者を通じて仕入れたという。
仕入時には、警察や水産庁にお墨付きをもらったり、漁師が沖縄海区漁業調整委員会から取得した「ウミガメ採捕承認証」のコピーを見たりと、「合法性」を十分確認しているという。
それだけに
「正直なところ、ここまで大事になるとは想像していませんでした。事前にウミガメの販売に関わる法令等を各方面に確認して『合法』という回答を頂いていましたので正直驚きました」
と振り返る。
一般客だけでなく、動物園や水族館にも爬虫類を販売している同店。レプタイルズショーに来場する全国の動物園・水族館関係者にアピールするべく今回、他の業者があまり扱わないウミガメを思い切って販売した。
「今後の取引ができるきっかけとなれば良いなという短絡的な考えから、『一般の皆様にペットとしても誰にでも販売している』という誤解を与えてしまった」
ちなみに、ウミガメは結局売れなかったらしい。
「いくつかお問い合わせはいただきましたが展示していた個体は売れていません。あまりにも反響が大きかったため売約と表示して販売を停止しました。そして、イベント初日に展示を取りやめました」