前回選挙は1264票差
前回2013年の千代田区長選では、小池氏が支援する石川氏が8287票を得て4選を決めたが、自民・公明が擁立した対立候補の大山恭司氏も7023票を得た。その差、1264票だった。
都議会公明党が16年12月に都議会自民党との連立を解消したため、今回は公明票の一部も石川氏に流れる可能性があるが、前回選挙の票差から見ても選挙の行方は予断を許さず、小池氏の一連の世襲批判は、「VS自民党」の構図を強調することで、現職陣営にはずみをつけようとの思惑も透けて見える。
千代田区長選をめぐっては、石川氏、与謝野氏以外にも、無所属新人の政治団体代表、五十嵐朝青(あさお)氏(41)が立候補を表明している。