「本当の歴史を知ることを目的としたもの」
そんな中、アパホテルを運営するアパグループは1月17日夕、社としての見解をまとめた発表文を公式サイト上で公開。書籍の内容については「著者(=元谷代表)が数多くの資料等を解析し、理論的に導き出した見解に基づいて書かれたものです」とした上で、
「国によって歴史認識や歴史教育が異なることは認識していますが、本書籍は特定の国や国民を批判することを目的としたものではなく、あくまで事実に基づいて本当の歴史を知ることを目的としたものです」
と説明。その上で、
「異なる立場の方から批判されたことを以って、本書籍を客室から撤去することは考えておりません。日本には言論の自由が保証されており、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはならないと考えます」
と主張した。
なお、見解文の末尾には、元谷代表が執筆した『理論近現代史学』の中で、南京大虐殺の存在を否定する記述を1300字以上にわたって引用。その上で、見解文の中では、
「事実に基づいて本書籍の記載内容の誤りをご指摘いただけるのであれば、参考にさせていただきたいと考えています」
と呼び掛けていた。