ホンダの戦略は吉と出るか グーグルと「完全自動運転」共同研究

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「メーカーが下請けのような存在になるのではないか」との警戒感

   一方、トヨタ自動車は、完全自動運転車の導入を目指す米配車大手ウーバー・テクノロジーズに出資するほか、米マイクロソフトとも提携。「自動運転分野で同業他社との連携が遅れている」として、スズキと提携するなど仲間づくりにも余念がない。

   IT企業や自動車メーカーが仲間づくりを急ぐのは、将来、自らの技術を完全自動運転の世界標準とするためだ。技術自体の開発はもちろん、その技術を採用する仲間が多いほど、世界標準に近づける。

   ただ、自動車業界の中では、グーグルなどIT企業に完全自動運転技術の主導権を握られることへ「メーカーが下請けのような存在になるのではないか」と警戒感も根強い。完全自動運転が実用化されるといわれる2020年代、どの陣営が技術を主導しているのか。そして、グーグルとの共同研究に乗り出したホンダの戦略は吉と出るのか。開発競争の号砲は鳴ったばかりだ。

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