朝コーヒーの「牙城」コンビニとの対抗意識
今回の、マックのホットコーヒーの「無料お試し」キャンペーンが「静かなスタート」になったのは、「朝7時から10時限定」だったことや、無料コーヒーの配布が基本的に「お一人様一杯」に限っていたことがあったかもしれない。
朝、出勤途中で立ち寄るとなると、会社近くの店舗になると思われる。「無料」とはいえ、あわただしいサラリーマンらには行列に並んでいる時間がないとみられる。
インターネットには、
「なんとなく寄った。待たずにもらえたよ」
「朝限定なのがキツイ。昼飯食う前に寄ってコーヒーだけもらってもいいかな?」
「コーヒーだけで? 騒ぎ過ぎだろw」
といった声があがる。
「1人だけど2杯もらったしwww」
との声もあった。
「コーヒー」をめぐる競争は熾烈だ。マックの「プレミアムローストコーヒー」(Sサイズ)は、通常100円。セブン‐イレブンの「セブンカフェ」やローソンの「MACHI cafe」、ファミリーマートの「ファミマカフェ」といったコンビニエンスストアも、「100円コーヒー」に力を注ぐ。
最近は、オフィス街では出社前にコンビニへ立ち寄ってコーヒーを買って会社に入るサラリーマンらの姿をよく目にするようになった。マックが「朝」を意識するのは、そういったコンビニへの対抗という面もある。
コーヒーは「朝が勝負」。マックが「おいしさ」で、コンビニの牙城に割って入ることはできるのか――。