2016年末で惜しまれつつ解散した「SMAP」の懐かしいポスターが埼玉県川越市にある、と話題だ。
28年前のキャンペーン時に制作されたもので、元メンバーの森且行さんを加えた6人が写る。CDデビュー前の貴重な1枚だ。
森永乳業紙パック飲料SMAP
昔ながらの町並みが今なお残る小江戸・川越。江戸時代からの歴史を伝えるこの街の一角に、SMAPの歴史を伝える色あせたポスターがあった。
おそろいのシャツと七分丈のズボンを着た6人が、白い歯を見せている。見た限り、全員が10代のようだ。
上段には、「流行性シティドリンク SMAP 新発売」と大きく書かれている。グループ名と同じドリンク商品があったようで、その味は「アイソトニックレモン」「ハニーレモン」「ブレンドコーヒー」の3種類。森永乳業が実施した、ある紙パック飲料のキャンペーンポスターらしい。
森さんが在籍しているということは、制作時期は1996年以前ということになる。
解散後に写真がツイッターで拡散
このポスターは、以前からSNSや個人ブログで、ひっそりと紹介され続けていたが、2017年1月6日ごろ、あるツイッターユーザーが写真を投稿し、一気に拡散された。最初の投稿者が詳しい場所を教えていることもあり、
SMAPのファンも
「川越市のどこにありましたか??」
「メンバーに教えてあげたいくらい」
とにわかに反応が多くなっている
このキャンペーン、そして「流行性シティドリンク」とはなんなのだろうか。J-CASTニュースは森永乳業に取材したが、「1989年にそうしたキャンペーンを行っていたことは事実ですが、今はコメントを差し控えたい」(広報部)と、詳細については教えてもらえなかった。
1989年はSMAPが結成1年を迎えた年で、CDデビューの2年前。
J-CASTニュースは、89年当時放送されていたこのドリンクCMをネットで発見した。スケートボードに乗った6人が、さっそうと都会を駆け抜けるシーン。そのバックで、デビュー前に発表された楽曲「SMAP」も流れている。
SMAPが解散したいま、各地に残るSMAPの痕跡の中でも、この川越のポスターは歴史的な聖地になっていくかもしれない。