クレーンゲーム景品にハムスター 「命を何だと」vs「金魚すくいと同じ」

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「風営法で明確でなく、警察の聴取もない」

   クレーンゲームで動物を景品にすることは、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会の取り扱い要領などで、「動物愛護の精神に反する生物」として禁止されている。しかし、ゲームアイビス太子店は、連合会などに加盟していなかった。

   ただ、ハムスターは、金魚などの魚類と違って、哺乳類として動物愛護法で虐待をしてはいけないことが規定されている。また、クレーンゲームは、風営法の規制対象にもなっている。

   兵庫県動物愛護センター龍野支所では1月13日、J-CASTニュースの取材に対し、ハムスターをゲーム機に入れていたことに問題がないのかという問い合わせが1件あったとし、警察が動いていると聞いていると答えた。

   太子店を運営するアイビスでは、動物を景品にすることについては、風営法では明確な規定がなく、警察に事情を聴かれたこともないと取材に説明した。ハムスターは、店員が飼っていたペットが繁殖したので景品にし、ペットショップでも購入したという。それ以上の詳細については、回答することを控えたいとしている。

   報道を受けて、ネット掲示板などでも話題になっており、賛否が分かれている。

   景品化に反対の声としては、「生き物への虐待だよ」「ストレスが半端なかっただろうな」「実物入れんでも見本写真で十分だったのに」といった書き込みがあった。一方で、理解を示す声の方も多く、「これがダメなら縁日の金魚すくいもアウトだな」「サンプルで置いてるだけじゃん ペットショップと一緒」「直接キャッチするんじゃないからいいだろ」などの意見も出ている。

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