橋下徹氏、「会見の答えはメディアの都合よく報道される」
日本のネット上でもこうしたメディアの論調に同意する意見は少なくないが、翻って、報じる側のメディアからも「不寛容」で「一方的」な姿勢が見て取れるとする意見が上がり、議論がなされている。
そうした中、橋下徹氏は13日に自身のツイッターで「政治家は腹が立ってもケンカしてでもメディアからの質問は受けて答えるべき」とトランプ氏の質問拒否に異論を唱えた。しかしその上で、メディアも反省すべきだと説く。
「SNSが政治家の一方的発信で危険としているがメディアの発信も一方的だった。そこに有権者が疑問を持ち始めている」
橋下氏は、政治家は会見でどれだけ答えても「編集されてメディアの都合よく報道される」と指摘。また「メディアは気に入らない奴の主張は載せない。自分たちに立てつかない識者の主張ばかり載せる」とも綴り、そうした状況を変えるのが「政治家自らの発信」だと主張する。
「政治家がSNSを使うことは民主政治にとってはより有権者のためになる。メディアの方が発信力は圧倒的に高いのだからメディアは政治家のSNSに徹底批判を加えればいい。最後は有権者が判断する。メディアの一方的発信よりよほど健全だ」
とSNS発信の利点を綴り、
「メディアが政治家のSNSに負けるなら、それはメディアの力不足。メディアは自分たちの主張こそが絶対的に正しいという驕りを捨てなければならない」
と持論を展開した。