ロシアの情報機関が米国のドナルド・トランプ次期大統領に関する情報をつかんでいるとの報道をめぐり、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂さん(50)から「珍発言」が飛び出した。
報道の根拠となった「トランプ氏にとって不名誉になるクレムリンとの関係」などと題した35ページにわたる文書が話題になると、長嶋氏の口から出たのは「クレムリンって何?」。映画の「グレムリン」と勘違いしたと釈明したが、その後も文書を報じた米ニュースサイトのバズフィードを東京スポーツに例えるなど、珍コメントが続いた。
「そんなメモ英語だからどうせ読めないから読む気もないけども...」
この文書の存在は最初にCNNが報じ、直後にバズフィードがほぼ全文を報道。トランプ氏はこれに激怒し、記者会見で両社を「ゴミ」「ウソニュース」などと罵った。
一連の経緯について、長嶋氏は2017年1月13日朝放送の「モーニングショー」(テレビ朝日)で、
「会見の言動とかは別として、怒っている理由は分かりますよ。だって、真偽のほどが取れてないんだもん、見てて。CNNもバズフィードも。だって、そもそも極秘文書がそんなに簡単に公開されるのか。バズフィードの場合は35ページもメモを公開したって言うけれど、僕そんなメモ英語だからどうせ読めないから読む気もないけども...」
などと、トランプ氏に理解を示した。
その後、羽鳥慎一アナウンサー(45)が文書の内容を紹介しようとすると、長嶋氏は
「すごいね、極秘文書をこの番組は出せるの?」
と、きょとんとした様子。報告書の内容はすでに報道されていたため、羽鳥アナは
「出ちゃってるんで」
と応じ、
「トランプ氏にとって不名誉になるクレムリンとの関係」
という文書のタイトルを紹介すると、再び長嶋氏は
「クレムリンって何?」
と腑に落ちない様子に。羽鳥アナが
「モスクワの、旧ロシア帝国の宮殿で、今は大統領府」
と説明してやっと、長嶋氏は
「分かりました、ごめん、グレムリンと間違えちゃった。なんで『グレムリン』って、映画の中の『ギャーッ』ってやるやつが...。申し訳ない」
と釈明していた。「グレムリン」は、珍しいペットをめぐる騒動を描いた米国のヒット映画(1984年)だ。
「なんかバズフィードの方は、ちょっと東スポみたいな感じでさぁ」
さらに長嶋氏の珍発言は続いた。
バズフィードが、記者会見でトランプ氏から名指しされて「落第点のゴミの山」と罵倒された直後に「落第点のゴミの山」の文字入りのTシャツとゴミ箱を売り出したことを紹介されると、長嶋氏は
「なんかこういう対応だと、どうなの。なんかバズフィードの方は、ちょっと東スポみたいな感じでさぁ...」
と話した。羽鳥アナは
「東スポもいい情報出てますよ」
とフォローを試みたが、長嶋氏は
「東スポもほら、たまに本当のこと当てるから。たまーに。でもほとんどめちゃくちゃだから...」
と暴走を続け、羽鳥アナも
「東スポに謝ってくださいね、後で」
と突き放していた。