あなたは「50億円の豪邸」と聞いて、何を想像するだろうか。そこかしこに吊るされたシャンデリア、大理石を惜しげもなく使った内装、舞踏会でも開けそうなほど広い部屋、美しいらせん階段......
そんな条件を備えた大豪邸が、東京・駒込にある。13LDKという豪華な間取りで、新築「未使用」。しかも、不動産サイトで売りに出されており、ネット上で驚きの声があがっている。
ヨーロッパ製の家具、照明器具が完備
「大和郷に佇む世界各地の大理石をふんだんに使用した耐震構造100年の長期優良住宅。ヨーロッパ最高級の家具・調度品を備え付けた大使館さながらの室内」
リクルートの運営する不動産ポータルサイト「suumo」(スーモ)の物件ページに、こんな紹介文がある。ページの公開日は2017年1月9日と、つい数日前だ。
紹介されているのは、東京・駒込にある947平方メートル、13LDKの新築1戸建て(2015年12月築)。価格はズバリ、47億5000万円。サイト内検索をしても、文京区内にある他の新築1戸建てで最も高く、2位の「5億6000万円」を引き離していた。
思わずひるむ額だが、掲載写真を見る限り、城や宮殿と見まがうほどの豪華さだ。
大理石や漆喰で埋め尽くされた床、天井。美しいカーブを描くらせん階段やバーベキューもできる広い中庭も見どころだ。
さらに、イタリアやイギリス、スペイン製の家具や照明器具、果てはオーストリアの老舗ピアノメーカー「ベーゼンドルファー」のピアノやビリヤード台まで完備しているという。