悪質な業者が個人情報を取得しようとする例も
この運営大手の「婚活アプリ」「恋活アプリ」担当者によれば、有料会員と一部の無料会員には免許証などの身分証明書を提示してもらうなど身元確認を行うほか、開設しているフェイスブックの利用状況などを確認して初めて入会を許可する仕組みになっているため、これまで女装した男性が紛れ込んでいたといったトラブルの報告は無い、と説明した。しかし、業界全体で見ると、
「成りすましは存在します」
という。それは、個人がイタズラや興味本位でやっているだけでなく、悪質な業者が個人情報を取得しようとしたり、高額な料金を請求する別のサイトに誘導したり、といった手口に使われることがあるのだという。担当者は、
「仮に成りすましを見逃してしまった場合でも、私どもは常に会員様のフェイスブックの確認をしていますし、会員の中に怪しい人物がいた場合の通報を受け付けていて、速やかに退場して頂くセキュリティーを持っています」
と説明した。