サッカーJ1のアルビレックス新潟は2017年1月10日、急性白血病で闘病中のDF早川史哉選手(23)との契約を凍結すると発表した。
公式サイトの発表によると、契約凍結は「寛解に向けて治療に専念をするため」だという。
2016年4月に診断受け、現在も治療中
早川選手と新潟は16年2月に選手契約を締結した。同年4月24日に行われたJ1リーグ戦の試合後、早川選手にリンパ節の腫れが見つかり、翌25日に新潟市内の病院で急性白血病と診断されて入院した。同年11月には骨髄移植手術を受け、17年1月現在も治療を続けている。新潟は「寛解、復帰に向けたステップを着実に踏んでいる」と経過を伝えている。
発表によると新潟は、早川選手と家族を交えて協議したうえで、治療に専念するためトレーニング開始できる状態になるまで契約をいったん凍結すると決定した。復帰の目処がついた段階で協議のうえ、改めて契約を履行することも双方同意した。
契約凍結にあたり、早川選手は次のようにコメントを発表している。
「いつもご支援いただき本当にありがとうございます。皆様からの温かく、優しいサポートのお力にも頼りながら、1日も早く退院、そして復帰できるように頑張ります。
白血病であると告げられてから、常に前を向いていくと自分自身決めていましたが、ふとした時に以前と大きく変わってしまった自分の体を見て、本当にピッチに戻れるのか不安になることも正直あります。しかし、そんな弱気な自分をまた前向きにしてくれるのは、皆様からいただいた励ましの言葉や手紙などです。ありがとうございます。
このたび、このような形でチームと関わらせていただくことになりましたが、アルビレックス新潟というクラブに、どんな形であれ貢献できるように努めていきます。そしてもう一度アルビレックス新潟に、『28FUMIYA』のユニフォームで戦い貢献するという強い決意を持って日々過ごしていきます」