15年前から「裏ビデオ」を有料配信
こうした事情もありメディアに取り上げられる機会は少ないながら、20年以上の歴史をもつ「老舗」だ。インターネットアーカイブに残された過去のページを見る限り、1996年の設立当初は欧米人女性の「ヌードショー」を配信していたようだ。
その後、一度閉鎖されたのち、2001年4月に再オープン。「海外でのみ」販売されているDVDの販売を一時的に手がけ、同年中に日本人の動画作品を配信し始めた。
当時配信していたのは、「人気女優の流出モロ見えものをはじめ、女子校生モロ見えもの、インディーズ過激モロ見えもの」(原文ママ)。サイトトップページに「ウラビデオ通信」とあり、「裏ビデオ」の俗称で知られる無修正動画をすでに取り扱っていたことがわかる。
ちなみに、月額の会員費は38ドルで、02年に現在と同じ49.5ドルへ値上げしている(当時はドル決済のみ)。15年の間にサイトデザインが変更された形跡もあるが、無修正動画を有料配信する、というコンセプト自体は変えていない。
今回の逮捕ニュースの影響による知名度アップで、思わぬ需要が生まれるのか。カリビアンコムのサイトは1月11日夕現在、逮捕事案に関するコメントなどは発表しておらず、沈黙を貫きながら動画を配信し続けている。