平成の最後は「西暦2018年」 明治維新150年との一致は偶然か

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元号が変わると国民マインドが変わる

   とりわけ「維新150年」に関心が高いのが、明治維新で功績をあげた政治家や軍人の末裔も多い旧華族層だ。旧華族の動向に詳しい関係者は、経済成長の真っただ中だった「維新100年」から「次の100年」を考えると、150年は「折り返し地点」。大きな「節目」だとみる。その上で、

「元号が変わるのは、非常に大きな節目。(維新150年と退位を)意図して合わせたかは分からないが、悪いタイミングではない。元号は国民生活に、何だかんだ言って染み込んでいる。メディアも『昭和の時代』『平成の時代』といった表現をするように、元号が変わると国民のマインドが変わる。良い方向に日本が動く気がする。今の皇太子殿下は戦後生まれで、『戦後教育』を受けた初めての世代。新しい形の公務をなさるのでは」

と、「節目」が重なったことへの期待を寄せていた。

   菅義偉官房長官は1月11日の午前の記者会見で、

「報道されているような内容については全く承知していない。現在、陛下の公務負担軽減等に対して有識者会議において予断を持つことなく静かに議論を行っている。そんな状況なので、そうしたことは全く承知していない」

と述べるにとどめた。

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