龍角散の「のど飴」が「とばっちり」 関係ないのに「ドーピング禁止薬物」扱い

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

「龍角散」に「ヒゲナミン」などは含まれていない

   こうした「のど飴」をめぐる新たな動きを受け、インターネットの掲示板やツイッターで、思わぬとばっちりを被ったのが、「ゴホン!といえば...」のキャッチコピーで知られる「龍角散」だ。同社からは「龍角散ののどすっきり飴」が発売されている。

   ネットでは、

「『南天』がドーピングに引っかかるので、『南天のど飴』に加えて『龍角散』や『浅田飴』もアスリートはNGになるのか...」
「『龍角散のど飴』効くのに、ドーピング扱いなんだ... スポーツ選手大変だな」
「1日5個『龍角散』舐めてるわたしはアスリートになれないのか......残念...」

といった感想が相次いでいる。

   こうした情報が拡散したきっかけは、第一生命グループ陸上部の長距離ランナー、上原美幸選手が2017年1月10日付のツイッターに「龍角散も禁止なったのは衝撃的」と綴ったこと(*末尾に追記あり)や、インターネットのまとめサイトが、「アスリートは、のどに効く『龍角散』『南天のど飴』などの服用が禁じられることに...」などと伝えたこと。11日になって、龍角散への問い合わせが相次いだほか、同日昼すぎにはアクセスが殺到して同社ホームページがダウンする騒動に発展した。

   J‐CASTニュースの11日の取材に、龍角散は「『龍角散ののどすっきり飴』に、『ヒゲナミン』も他の禁止薬物も含まれておりません」と、きっぱり否定した。

【1月12日昼追記】第一生命グループ陸上部の上原美幸選手は1月11日夜、自身のツイートが事実誤認であったことを認め、削除。そのうえで、「龍角散」とツイッターの読者らに対して謝罪する内容を投稿した。「龍角散のど飴」については、「子供のころから愛用している」という。

1 2
姉妹サイト