美容皮膚科医「ウェットティッシュで拭いてもメークは落ちません」
そもそも「ウェットティッシュで拭いてもメークは落ちません」と本田さんは指摘する。比較したことはないとしながら、「擦る刺激とウェットティッシュの成分的な強さを考えると、落とさない方がまだ肌に良さそうだと思います」。拭き取りシートタイプの化粧落とし商品を使用しても、「擦り過ぎで肌状態が悪化している方が多くみられます」という。
ただ、個人差として「アルコールがダメな方や角質の薄い方は荒れやすいです」といい、さらに
「男性は女性より、また年齢と共に角質は厚くなる傾向があるので、男性や年配の方は荒れにくい可能性はあります」
と説明した。性別や年齢によっても違いがあり得るようだ。
本田さんによると、拭き取りタイプや、マッサージをしながら長時間洗うやり方、界面活性剤が多く含まれるクレンジング料は、肌への負担が比較的大きい。逆に負担が小さいのは、「クレンジングで擦らずに40秒くらいの短い時間で洗う。ゲルタイプのクレンジング料を多めに使いましょう」と勧める。肌が弱い人は敏感肌用のクレンジングがあるので、それを使うと良いそうだ。