キネマ旬報ベストテン、邦画1位は「この世界の片隅に」 28年ぶりアニメ作品

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   キネマ旬報社は2017年1月10日、16年公開の映画を対象にした「第90回キネマ旬報ベストテン」を発表した。邦画部門の1位には、女優・のんさん(23)が主人公の声を担当したアニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)が選ばれた。アニメ作品が1位になったのは1988年の「となりのトトロ」以来28年ぶり。16年に大ヒットした「君の名は。」は(新海誠監督)はベスト10圏外だった。

   「この世界の片隅に」は、こうの史代さん(48)の同名漫画を原作にした作品。第二次世界大戦中の広島県呉市を舞台に、18歳で嫁いだ少女が懸命に生きる姿を描いた。制作資金をクラウドファンディングで集めたことでも話題を呼んだ。

   洋画部門の1位は、実際の飛行機事故を描いた「ハドソン川の奇跡」(クリント・イーストウッド監督)。主演男優賞には「ディストラクション・ベイビーズ」の柳楽優弥さん(26)、主演女優賞には「湯を沸かすほどの熱い愛」の宮沢りえさん(43)が選ばれた。

  • (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 
    (C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会 
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