メリル・ストリープ「心が打ち砕かれる思い」 トランプ氏が非難されたあの行為 

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「軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を呼ぶ」

   トランプ氏は15年11月、関節の障害で腕の動きが制限されているニューヨーク・タイムズ紙の記者を念頭に、演説で腕をねじるような仕草をして障害者を侮辱したとして批判を浴びていた。このことが改めて蒸し返された形だ。その上で、ストリープさんは

「こういった他人を侮辱しようとする本能が、公の舞台に立つ人や権力のある人によって手本として演じられるとすれば、皆の生活に浸透することになる。他の人にも同じことをして良いという、ある種のお墨付きを与えることになるからだ。軽蔑は軽蔑を呼び、暴力は暴力を呼ぶ。権力を持つ人がその地位を他者をいじめるために利用すると、我々はみんな負けてしまう」

などとして、権力を監視するメディアへの支援を訴えていた。

   これに対し、トランプ氏は同日夜、即座に反応。ツイッターでストリープさんのことを

「ハリウッドで最も過大評価された女優」
「私のことを知らないもかかわらず、昨晩のゴールデン・グローブ賞で非難した。彼女は大敗したヒラリーの追従者だ」

と3回にわたって酷評する内容を投稿。トランプ氏が障害のある記者を揶揄したことに触れたスピーチの内容についても

「100回ぐらい言っていることだが、私は障害のある記者を『からかった』ことは一度もない(これからも決してそうすることはないだろう)。彼は16年前に書いた話を、私を悪く見せようとすり替えている。単に彼が「こびへつらう様子」を表しただけだ。非常に不誠実なメディアだ」

と反論した。

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