借りる映画は「直感」で TSUTAYA「NOTジャケ借り」に話題沸騰

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映画のタイトルやジャンル、監督名や出演俳優は全て秘密。作品を選ぶ手がかりになるのは、たった一言の「レビュー」だけ――

   レンタルショップ大手の「TSUTAYA(ツタヤ)」馬事公苑店(東京・世田谷区)で実施されている、こんな風変りなレンタル企画が注目を集めている。一部のレンタル作品のパッケージを隠し、あえて「どんな作品か分からない」状態で陳列したものだ。

  • 告知ポスターには「半端ない一期一会感」(画像は@ykt0217さん提供)
    告知ポスターには「半端ない一期一会感」(画像は@ykt0217さん提供)
  • 映画の内容は全く分からないが・・・(画像は@ykt0217さん提供)
    映画の内容は全く分からないが・・・(画像は@ykt0217さん提供)
  • 告知ポスターには「半端ない一期一会感」(画像は@ykt0217さん提供)
  • 映画の内容は全く分からないが・・・(画像は@ykt0217さん提供)

「とにかくパパが強くて全員ボコボコにします」

   ツタヤ馬事公苑店では2016年10月から、『NOTジャケ借り』と題した企画を展開している。店内に張り出されたポスターでは企画の概要について、

「面白さ絶対保証の商品群からパッケージに書かれたレビューの一部分だけを手掛かりに映画を選ぶという斬新なレンタルスタイル。(略)今見たいと思う映画を、心の襞に問いかけながら『直感』でお選び下さい」

と説明。企画スペースに陳列されたレンタル作品は、いずれも映画のタイトルやジャケットなどの情報が分からないように、パッケージ全体が特製のカバーで覆われている。

   作品を借りるにあたって「唯一の情報」として提示される、特製カバーにプリントされた一言レビューも特徴的だ。実際に店頭に並んでいるカバーのうち、いくつかを紹介すると、

「とにかくパパが強くて全員ボコボコにします」
「人間の腐った部分を詰め込んだらこうなる」
「こんな友達がほしいわぁぁぁ」
「いやもうなんかとにかくいいやつなのよ」
「大切な人のためなら何をしてもええのんか?」

などといった具合だ。いずれも映画の内容が一切分からないながらも、どこかシュールで心に引っかかるフレーズとなっている。

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