日本側の立場を「この4項目という形で示した」
菅氏は、日本側の立場を「この4項目という形で示した」として、
「我が国の立場を明確に示した、ということ。当然、お互いに合意の着実な実施を求めていくのは当然のこと」
「日本と韓国はまさに隣国であって、きわめて重要な国。そういった中で今回、このような措置を取らざるを得なかったのはきわめて残念だが、そこはお互いに国と国として約束したことは実行してほしい、そういう強い思いだ」
などとして合意の履行を迫った。
日本側の強硬姿勢に対する韓国側の反応は鈍い。韓国外務省の報道官が発表した談話では、日本側の措置を「非常に残念に思っている」とした上で、「両国間の難しい問題があっても、両国政府間の信頼関係をもとに、日韓関係を持続的に発展させていくことを改めて強調したい」とした。合意の履行や慰安婦像の撤去といった具体的な行動への言及はなく、政権の「死に体」ぶりを改めて浮き彫りにした形だ。