結局、SMAPの解散理由は最後までメンバーの口から語られることはなかった。スポーツ紙や週刊誌では「メンバーの不仲説」が取り沙汰されてきたものの、真相は今も分からない。
そうした中、「解散は本人たちの希望ではない」とテレビ番組で主張した人物が注目を集めている。テレビプロデューサーのデーブ・スペクターさんだ。
「身内的な事よりも、事務所のドタバタ」
年明け一発目のフジテレビ系「とくダネ!」(2017年1月4日放送)では、12月31日をもって解散したSMAPをめぐるさまざまな動きを取り上げた。
コメントを求められたデーブさんは「オーストラリアのテレビ局から取材が来た」と切り出し、
「『これだけ日本のSMAPは人気があるのに、なぜ解散するのか、しなければならないのか。理解できない』ということで。アジアを中心に相当関心が高いんですよね」
と海外事情を解説。そこで司会の小倉智昭氏から、取材にどのように答えたのか尋ねられると、
「身内的な事よりも、事務所のドタバタ、いろんなこと、対人関係がエスカレートしてこうなってしまったけど、本人たちの希望ではないということ」
と語った。
「よくぞ言ってくれた!」「ほんとその通り」
この発言は、「事務所が解散させた」と考える多くのSMAPファンから称賛されるものとなった。ツイッター上では直後から
「デーブさんありがとう!!」
「よくぞ言ってくれた!」
「真実を話してくれて感謝」
「ほんとその通りなんだよ」
といった声が多数上がり、話題を呼んだ。
デーブさんといえばSMAPの解散・分裂騒動が起きた2016年1月当時にも、生放送番組の中で「一番パイプがあるはずのテレビ局が一切独自取材をしないことに違和感を覚える」という趣旨の発言をしたことで注目を集めた。
ただ、デーブさんは今回の「とくダネ!」では、「こういうことを永遠に言ってもしょうがないので、それぞれのソロ活動をこれから楽しみにするしかないと思う」と話を結んでおり、後味の悪さが残ったとしても、これ以上は理由を探るべきではないという考えのようだ。