3人組バンド「いきものがかり」は2017年1月5日、「放牧宣言」だとして、グループとしての活動休止を公式サイトで発表した。
「10年間、3人で一生懸命に頑張ってきた」のを機に、メンバーがそれぞれ「自由になってみよう」という事だ、と理由を説明。グループは「3人が帰ってくる場所」だとも書き、解散は否定した形だ。
「いきものがかりは3人が帰って来る場所です」
いきものがかりは1999年に結成され、2006年に『SAKURA』でメジャーデビュー。『ありがとう』や『ブルーバード』などのヒットソングで知られる。日本レコード大賞では2009年以来8年連続で「優秀作品賞」を獲得している。
公式サイトにはメンバー3人の連名で「いきものがかり放牧宣言」と題したメッセージを掲載。
「10年間、3人で一生懸命に頑張ってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います...それぞれの未来を、もっと広げるために。3人の物語を、もっと長く、もっと楽しく、続けるために」
と活動休止理由を説明。休止期間は新しいことに挑戦したり、旅に出たりしたいという。
「ここでひとまず『今まで、ありがとう。』そして『これからも、よろしく。』いきものがかりは3人が帰って来る場所です。またみなさん笑顔で、会いましょう!それでは行ってきます。放牧!」
とファンらにメッセージを送った。
事務所は同サイトで、「『放牧宣言』にもある通り、彼らの帰る場所がいきものがかりであることに変わりはありません」と書いており、解散ではないと強調したいようだ。
「だから紅白デビュー曲だったのかね」
Twitterには、
「今日はもう仕事手につかないな。俺も今日は放牧されたい!」
「放牧宣言とか新年早々悲しすぎる...」
と悲しみの声が続々寄せられた。
また、2016年の大みそかに放送された「第67回NHK紅白歌合戦」で「卒業ソング」として有名なデビューシングル『SAKURA』を披露していたことから、
「紅白で「SAKURA」歌ったのなんでだろうと思ってた矢先...」
「いきものがかり、だから紅白デビュー曲だったのかね」
と選曲と今回の「宣言」をつなげて考える人もいる。
いきものがかりは2010年にも、「曲作りの創作期間」として半年間、スケジュールを空けたことがあり、その際、スポーツ紙などで「活動休止」と報じられていた。