菅長官「きわめて遺憾」
こういった状況について、朝日新聞は17年1月1日朝刊で、
「日韓合意に基づき10億円支払うなどしてきた日本政府の対応には、足元からも『まるで「振り込め詐欺」だ』(首相側近)との不満もくすぶる」
などと日本政府内の不信感を伝えている。菅義偉官房長官も1月5日の会見で、釜山の慰安婦像設置について「きわめて遺憾」だとした上で、
「本件は日韓関係に好ましくない影響を与えるとともに、領事関係に関するウイーン条約に規定する領事機関の威厳等も侵害するものだと考えている。このウイーン条約から照らしても、きわめて大きな問題があると考えている。政府としては、早急に撤去するように引き続き韓国政府や関係自治体に強く申し入れをしていきたい」
などとして引き続き韓国政府に対して撤去を求めていく考えだ。