サッポロビール「(『SEALDs』を)意図したものではない」
「SEALDs」は2015年5月、安倍内閣の政権運営に異議を唱える首都圏の大学生たちで結成された。安全保障関連法や特定秘密保護法など、安倍政権の進める政策に反対し、国会議事堂前で抗議デモを行った。「戦争法案反対!」「PEACE NOT WAR」「#本当に止める」のプラカードを掲げ、「安倍はやめろ!」「国民なめんな!」「戦争法案絶対反対!」と叫ぶ様は、メディアにもこぞって取り上げられたが、政権運営に影響を与えるとまではいかず。2016年8月15日、「戦後71年の節目をもって解散します」と解散を発表した。
当時「SEALDs」の活動に励んでいたメンバーの目には、このCMはどう映ったのか。現在もツイッターアカウントで政治的主張を続けているメンバーの中には、
「これね。SEALDsを意識してるんじゃないか?と言われているCM」
「内容はまるで無意味だがCMではっきり模倣されるってすごいな」
「Tシャツとプラカードがダサい」
「プロの広告屋がシールズを元ネタにする新年か」
と反応する声があった。
だが一方、彼らと政治的主張を異にするネット掲示板のユーザーからは、
「自意識過剰」
「馬鹿にされてんなw」
「安心しろ、こんなにイケメンじゃない」
「バカにされてるって思わないのがすごいな」
と皮肉る声も上がっている。
サッポロホールディングスの広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、
「CMは(『SEALDs』を)意図したものではない」
と話す。
「ごはんが大好きな人に楽しんでメッセージを伝えたかった。(ごはん党のメンバーが男性の自宅に押し掛ける演出は)従来のドッキリ番組の手法に着想を得たもの」
と語っている。似てしまったのはあくまで偶然ということのようだ。