仏女子留学生不明で「遺体なき」殺人手配 仏検察「十分な証拠ある」

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   フランス東部ブザンソンの大学に留学中の筑波大3年、黒崎愛海さん(21)が行方不明になっていることについて、仏検察は2017年1月3日、チリ人の男を殺人容疑で国際手配した。「遺体は見つかっていないが、捜査の結果、殺人事件と判断するのに十分な証拠がある」と説明した。地元メディアなどが報じた。

   男は黒崎さんの元交際相手で、16年12月4日夜にそろって学生尞に戻ったことが確認されている。その後、黒崎さんは行方が分からなくなっている。

  • 行方不明になっている黒崎愛海さん(本人のFacebookより)
    行方不明になっている黒崎愛海さん(本人のFacebookより)
  • 行方不明になっている黒崎愛海さん(本人のFacebookより)

「自殺や自発的な失踪をした可能性は排除された」

   地元メディアなどによると、仏検察は3日(日本時間4日未明)の記者会見で殺人事件として捜査を開始したと明らかにした。黒崎さんが自殺や自発的な失踪をした可能性は排除されたという。

   仏捜査当局が殺人の疑いで行方を追っているのが、黒崎さんの元交際相手でチリ人の男だ。記者会見では、すでに殺人容疑で国際手配したことも公表した。

   地元紙などによると、黒崎さんと男は12月4日夜にレストランで食事をとり、ともに学生寮に戻った。黒崎さんはその後、行方不明になっている。

   なお、事件との関連は不明だが、5日未明には尞の複数の学生が女性の叫び声を聞いたとの証言や、学生寮の非常口付近では多数の血痕が見つかったとの報道もある。

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