【2017年予測】「トランプ相場」どこまで 日経平均は2万円超えるのか

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4割超が「1万5000円~2万円」予想

   東京株式市場は、良くも悪くも米国経済、米株式市場の影響を受ける。2017年の米国経済の見通しは、16年後半から持ち直した流れが持続されて成長を続けるとみられている。

   ただ、ドル高によるインフレ率の上昇で米連邦制度理事会(FRB)の利上げが急ピッチに進んだ場合には、2017年後半に足踏みする可能性も否定できず、リスクがないわけではない。

   では、J‐CASTニュースの読者は2017年末の株価を、どの程度の水準になると見ているのだろうか――。最も多かったのは、「1万5000円~2万円」で、252人(構成比42.4%)が答えた。約半数が「2万円」を下回ると、やや厳しく見ている。

   寄せられたコメントには、

「2017年は前年より上がるが、乱高下が激しいから1万7500円を割り込むが、1万5000円への割り込みはかなり低い。上値は年末にかけて2万2500円もあり得る」
「円安になれば円建ての株価は上がって当然。かつてのように日本の貿易が黒字なら、こういう見かけの株高でも国民全体の利益になるが、現状のように赤黒トントンでは一部の輸出企業が得するだけだ」
 「無責任政権が招いたツケだ。じゃぶじゃぶにしたカネで上がった株価は必ず落ちる。バブルだな。株高狙って円安誘導してるうちはよかったが、もはやコントロール不能に陥る」

といった声は少なくない。

   「1万5000円を割り込む」とみている人も、76人(12.8%)がいた。

   とはいえ、次に多かったのが「2万~2万5000円」。「期待値」込みなのだろうか、201人(33.8%)がそう答えた。さらには「2万5000円超」も、51人(8.6%)いた。

   2016年11月28日に発表された経済協力開発機構(OECD)の「2017年 世界経済の成長」は3.3%で、9月の発表時の3.2%から上方修正されている。また、国際通貨基金(IMF)の世界経済見通し(16年10月4日発表)は3.4%の成長を見込んでいる。

   成長をけん引するのは米国経済。トランプ政権の財政政策への期待がある。経済専門誌の「2017年予測」によると、週刊ダイヤモンドが「2017年の日経平均株価は、2万円前後の高値圏を中心とした値動きになるとの見方が多い」という。アンケートに答えたエコノミストの中には、「一時2万3000円の高値をつける」との予測もあったという。

   週刊東洋経済は「海外イベントで乱高下も」との見出しで、2017年3月のオランダ総選挙や4月にはじまるフランス大統領選、9月のドイツ連邦議会選挙などの結果次第で日経平均株価が大きく上下する可能性があると読む。5人のストラテジストのうち、4人が「2万円を超える」と予測している。

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