「山の神」不在の「メリット」も
とはいえ、「山の神」不在は、悪いことばかりではない。たとえば「一斉(繰り上げ)スタート」。先頭走者の往路ゴールから10分以上遅れたチームは、一斉に復路をスタートすることになるのだが、今回は「神」の独走がなかったため、対象となるのは16年の13チームから5チーム(学連選抜を含む)に減った。
繰り上げチームが増えるほど、テレビ中継では「実際の順位」や、シード権を取れるかが見にくくなるため、その点から「山の神」不在を評価する駅伝ファンもいる。
「ここ何年か一斉スタートの大学がやたらと多かったので、今年の復路は面白そう」
「10校以上が一斉スタートだった何年か前の大会は順位が分かりづらかったけど今年は大丈夫そう」
「明日の一斉スタート、たったの5チーム。 去年が13チームだったことを思うとスゴいよね。 しかもシード権争いが半端ない」