雑煮の餅は硬くする?軟らかくする?
さらに効果が上がる方法として、第1グループを食べる前に野菜ジュースを飲むとよい。
白澤氏「食物繊維がたくさん入っているものを最初に飲んでおくと、失敗がない」
つまり、仮に第1グループを最初に食べ損ねたとしても、あらかじめ野菜ジュースで食物繊維をとっておけば血糖値の急上昇を防げるというわけだ。白澤氏は、1日30グラムの食物繊維の摂取を推奨する。この数値をめどに、野菜ジュースのラベルに記載された食物繊維の含有量を見て選ぶとよい。
おせち料理と同様に、餅にも注意が必要だ。では雑煮に入れた場合、硬い餅と軟らかい餅ではどちらが「太りにくい」か。
正解は「硬い餅」。トロトロになるほど軟らかいと消化が早く、食後の血糖値が上がりやすい。逆に噛まなければいけないほどの硬さだと、吸収スピードが遅くなる。例えば「玄米もち」はお勧めだ。
ほかの食べ方として、納豆などのネバネバ食品と餅を組み合わせるのもよい。磯辺焼きは、のりのなかに食物繊維が入っているので、これまた好ましい。