年賀状にも変化の波
一方、年明けの楽しみの一つである年賀状にも変化の波が。日本郵政は「電子メールの普及などで年賀状を出す人が減っている」などとして、1月2日の配達をやめるという。年賀状の発行枚数は2015年度で約32億万枚と、過去最高だった2003年度(約44億6000万枚)から3割も減っている。人手不足が強まる中、アルバイトを確保できないことも要因の一つという。
また、2016年の暮れにかけては、北海道で鮭の水揚げが例年の6割にとどまるとされ、鮭やイクラの価格が高騰しているという。おせち料理にも厳しい現実だ。
さまざまな理由から、年末年始の風物詩が逆風にさらされつつある。日本の風情はどう変わるのか、考えさせられる年末年始だ。