【2016回顧】J-CASTニュースランキング(後編) 意外な地味ネタが上位に食い込む

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「寿司ネタ順位」「感動ポルノ」が高いシェア

   J-CASTニュースでは、記者の好みもあって、寿司をめぐるテーマで記事が多いが、今年の寿司関係の記事の中では「寿司を食べる順番で『育ちが分かる』? 最初の『ネタ』めぐってネットで議論沸騰!」(5月18日配信)が19位にランクして、トップだった。ネット掲示板「2ちゃんねる」のスレッドをきっかけに沸騰した議論を紹介したものだ。

   だれもが自分が寿司を食べるときのことを思い出させる記事だったせいで、FBで3000回のシェアされた。コメント欄でも様々な意見が戦わされ、最初に食べるネタについては、マグロ、玉子、コハダのほか、ガリという意見もあった。寿司関係の記事では、「回転寿司『シャリ残す』女性が増殖中 『糖質制限中だから』は許せるか」(9月19日配信)も。ランキングは102位だったが、FBで8700回シェアされ、コメント数も400件を超えるなど、やはり大きな関心を集めた。

   今年は障害者問題についても様々なニュースが飛び込んだ1年だったが、FBのシェアが12600回に達したのが、「『24時間テレビ』は障害者の『感動ポルノ』 裏番組のNHK生『バリバラ』に大反響」(8月28日配信)のニュースで、20位にランキングした。「愛は地球を救う」をテーマにした日本テレビの長寿番組「24時間テレビ」を題材に、NHKのEテレの障害者情報バラエティ番組が生放送した中身を、放送直後に記事化した記事だった。

   今年の「24時間テレビ」は、番組中のドラマに出演予定だった俳優の高畑裕太が直前に逮捕されるなど、なにかと話題だったが、毎年のように取り上げられる障害者などの感動物語に対する違和感はかねて指摘されていた。「バリバラ」が生放送で「24時間テレビ」、障害者自らが語ることなどから注目を集め、「感動ポルノ」という言葉もあいまって記事公開直後から翌日にいたるまで読まれ続けた。

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