【2016回顧】J-CAST書評ランキング  『京都ぎらい』『23区格差』『天才』がベスト3

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   J-CAST「トレンド」面では、最近出版された本の紹介記事も掲載している。その中で2016年に最も読まれたのは「『京都ぎらい』なぜ受ける 『洛外』育ちが本音トークぶちまけた」(朝日新書)だった。

   ほかにも今年を映し出す本がベスト10にランキングした。これらの記事が読まれたワケをあらためて探った。

  • 1位~5位
    1位~5位
  • 6位~10位
    6位~10位
  • 1位~5位
  • 6位~10位

アマゾンよりコメントが多かった

   「『京都ぎらい』なぜ受ける」の記事は4月2日の公開。トレンド面の本の紹介記事としては、空前の反響を呼んだ。Facebookのシェアはまたたく間に1000を超えた。続報としてJ-CASTニュースで、「『京都ぎらい』の本音がネットで大ウケした! 『言ってはいけない』うっぷんがあふれる」も掲載したが、こちらも同様に注目された。

   2月に「新書大賞」を受賞したこともあり、同書の紹介記事はあちこちのメディアに出た。ヤフーで「京都嫌い」と検索すると、そんな中でもJ-CASTの二つの記事が最上位に並んで他を圧した。

   著者の井上章一・国際日本文化研究センター教授は、京都生まれだが、「洛外」出身。京都の本流とされる「洛中」出身者への複雑な思いを、事情通ならではの体験をもとに本音でぶちまけ、J-CASTの記事は、そのエッセンスをたっぷり伝えた。二つの記事を合わせるとコメントは軽く200を超え、アマゾンの本の紹介ページのコメント数よりもはるかに多かった。コメントでは「洛中」側からの反論もあり、ネットでの「論争」に発展した。

姉妹サイト